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別居している母親も援助しなければならないの?

 5年程前から母親と別居しています(隣の市)。 その母親が生活保護申請をすると言ってきました。 現在市役所で手続き中だということです。

 この場合、隣の市に住んでいる私に扶養の義務は生じないのでしょうか? 大変身勝手な相談だとわかっているのですが、小さい頃から母には 恨み以外の感情はありませんので、母親と同居するなんて考えられないのです。 掲示板の過去の記事を読ませていただきましたが、「身内の援助は できないのか」ということが給付の基準になるとありました。

 私の年収は400万円弱で、家賃5万円のところに住んでいます。 これは「援助できる」という判定になるのでしょうか?



強制ではありませんが、扶養することが求められます。

 生活保護では、扶養義務者の義務履行が前提となります。親兄弟であれば法律上は扶養義務は発生しています。問題は「どの程度扶養しなければならないのか」です。裁判の判例を参考に書いておきますので詳しくはそちらを見ていただくとして、大雑把にいえば、「自分の生活を壊さない範囲で、できるだけの援助をする」という考え方でいいと思います。

 じゃあ具体的にはどうなの?という話になるかと思いますが、「自分の生活を壊さない範囲」は個人によってかなり差があります。ただ、一般的に考えてどう考えてもおかしい、たとえば年収1000万円以上ある子どもが親に何らの援助もしないといった特異な状況を除けば、福祉事務所から「あなたは月何万の援助をしなさい」といった具体的かつ強制力のある指導はされないでしょう。あとは、考え方次第です。

 ただ、援助といっても経済的なもの以外にも様々なものがあります。手続きを手伝ったり、同居しなくてもたびたび様子を見に行ったり、入院したときにはかけつけたり...。こういった精神的援助が期待できる扶養義務者が受給者の近辺にいると、ずいぶんと違います。

 個人的には金銭的な援助は無理でも、精神的な支えになっていただければ、たいへんありがたいなあと思います。もちろん、強制できるものではありませんが。

 また、扶養義務履行の意思を確認するため、福祉事務所から扶養に関する照会文書が届くかもしれません。仮に援助ができない場合にも、その理由をきちんと回答しておいてください。

 
回答者:おおやま 2002/10/13 (Sun)


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