’99年断続雑記
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新米ワーカー日記


九月下旬

1999.09.28

役所のイベントの練習。できは、まあまあ。ようやっと、もう一息。ふう。

1999.09.27

借りていたビデオを誤って上書き録画してしまった。どうしよう。

さいきんのぼけぶりには、我ながら情けなくなる。

1999.09.23

祝日。あしたも午前中でおしまい。ちょっとおそめの夏休みがはじまります。

1999.09.22

さいきん、仕事でミスが多い。「めげないのが取り得やね」なんていわれているが、じつはけっこうめげてるのよ。それを見せてないだけでさ。しょぼん。

きょうは、職場の同期連と飲み会。あまり知られていないが、最近の地方自治体は女性の新規採用職員のほうが圧倒的に多い。保母さん、保健婦さん、看護婦さんとかね。福祉がらみの採用は増え、一般事務の採用が減っているわけだ。というわけで6人のうち、男性はわたし1人だけという飲み会。おもちゃ状態やね。

でも、嬉しかったらしい(<自分)

1999.09.20

甘えがある。仕事おいて、友人関係において、そして、恋愛という関係において。すべてに適当に手を抜いていて”まあ、いいか。これくらいで”と満足してしまう。

そういう自分がすごくいや。とんでもなく、いや。
ぎりぎりの精神状態だからこそ、不安と隣り合わせの自信だからこそ、輝いていることができるとしたら、もう、そんな情熱は失ってしまったのかもしれない。

こうやって、自分を追いつめることさえも、むかしほどの必死さはなくなってしまった。きっとあのころは、もっと必死だったのに。

1999.09.19 -b

岩井俊二の「PICNIC」を観る。分裂症の講義を聴いているうちに観たくなったのだけど、あらためて観ると、やはり病気だなと思う。褒め言葉でね。

物語に引き込まれて頭がぐるぐるする感じ。

1999.09.19 -a

最近、悪が足りない。

電車に乗っていると、つい老人に席を譲ってしまう。
担当のケースからの相談があると、つい「大丈夫ですよ」と優しい言葉をかけてしまう。

なんだか、自分がいい人のような気がしてきた。

これでは、いかん。

今週は、悪強化月間と名づけることとする。ちょうど週末には腐れ縁の友人宅を襲撃する予定もあることだし、ふふふ、久々に本当の俺を見せてやるぜ(見かけ倒し)

1999.09.18

木更津にいく。港に続くアーケードでは、土曜日というのに空いている商店のほうが少ないくらい。観光客らしい人影もなく、ほとんど無人の状態。でも、そういうところにいきたかったので、楽しかった。

印象に残ったのは、ネコ。
木更津の猫って、追いかけても逃げない。触ろうと思えば、触れてしまう。調子にのって触っていたら、毛だらけになってしった。ちょうど抜け毛の季節だったんやね。

でも、肉球を触れたので満足。
軟らかくて、気持ちよかったよ。

1999.09.17

残業9時まで。民間企業や中央官庁なら普通なんやろけど、わたしには初体験。でも、ナチュラル・ハイな状態で、あんまり疲れは感じなかった。

1999.09.16

精神医療に関する研修、二日目。今日はより実践的に精神障害者の社会的支援について学ぶ。やはり、理論中心の話よりも、現場を歩んできた人の実例を交えた話のほうが面白い。大学の講義にはとんと魅力を感じなかったものだが、やはり”現場の体験”というのはコトバの重みが違うのだろうか。

そのなかで、ひとつだけ例を。おもしろさの一端をわかってもらうために。

事例1)

保健所に電話が入った。
「息子の様子がおかしいので精神病院を受診させたい。けれど、連れて行くことができない」

プロの対応とは、こう。
あくまでフィクションとしてね。

電話口で、どうやら息子の症状は精神分裂症らしいと把握できた。その後...

「どうして連れて行けないのでしょうか。暴力的な症状があるのでしょうか」
「いいえ、妄想めいたことはいっているけれど、暴力を振るうようなことはありません」
「ご主人は、どうおしゃってるんですか」
「主人はあまり興味がないようで...」
「そうですか。奥様はどうお思いですか」
「病院に受診させなければいけないと思うのですけど...(沈黙)」
「ご主人は、あまり協力的ではないんですね。大変でしょうね」
「ええ、それに近所の目もあるし...息子がこんな病気にかかってるなんて、近所の人に知られたら...」

解説:

ここまでの話で、連れて行くことができないのではなく、夫の病気に対する無理解と、電話主が近所の目を心配している点が問題であることがわかった。注意すべきことは、簡単に息子の病院入院を手伝うべきではないということ。精神病の治療には他の病気以上にDrと患者の信頼関係が必要とされるが、無理矢理入院させることは患者のその後に大きなマイナスになる。退院後の服薬の中断、Drの指示を守らないことは、容易に再発につながるのだ。

そのことを電話主に話し、1.入院させるにしても事前に息子に説明しておくことが大切であること、2.夫に病気に対する理解を求めていく必要があること、を説得する。その際、電話主を責めたりせず、相手の立場を慮りながら相談を受けていく。

その後...

翌日、夫と一緒に息子を病院に連れて行き、即日入院となったという連絡を受けた。仮に電話を受けてすぐに強制入院の手続きを取っていたら、患者の回復はずっと遅れたはずである。


このような実例に基づいた対応策の講義を受けてきた。やはり、プロの対応はカッコイイな、と思ったことである。なお、思い出しながら書いたので、話はところどころわたしの記憶違い(わざとも)があります。ご了承を。



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